2008年 03月 12日
母のこと |
昨日、母が町の施設に泳ぎに行くというので、一緒に行きました。
隣りにある図書館で過ごそうと思ったからです。
でも急な休刊日!
仕方がないのでその辺を散歩したり、母の泳ぐのを上から見たりしてました。
家族で一緒に海水浴に行ったことはあるけれど、母が泳ぐ姿を見るのなんて
初めてです。
そうだった、母は50歳を過ぎてから泳ぎを習いに行ったんだっけ。
田舎町の午後のプールに来る人なんて、稀なんでしょうねぇ。
母がぽつんとひとりで、でも黙々とウォーキングや平泳ぎをしていました。
平泳ぎがいちばん好きな母。
上を向いていて苦しくないからかな?(笑)
私もスイミングに通ってた時は、平泳ぎのときがいちばんリラックスできたな~。
コースに分かれているからいいものの、母の平泳ぎはくねくね曲がり。
しかも私達3人の子供を育てていた頃より、20kg近くも体重は増えている・・
まるでビアタンクが浮かんでいるよう(きゃぁぁぁ 笑)
可愛かったし可笑しかったけど、でもそんな母を見ていて涙が出てきました。
今までも親孝行らしきことをしたこともなく、中学の時に登校拒否をしてから
現在のうつ病に至るまで、ずっと心配をかけてきました。
それに私だけじゃなく、既婚者の弟やひとり暮らしの妹も自立には程遠く、
親に迷惑ばかりかけています。
なのに母ったらこんなに楽しそうに泳いでる。
若いお兄さんが監視員をしてるのに、そんなこと全く関係なし。
私だったら自分の泳ぎを恥ずかしいと思って、萎縮しちゃうだろうな。
私の病気のことも、借金のことも、兄妹のことも、全部負担が母にいってるのに
(父も考えてくれてます)
ある程度のところで、というか、悩んでいても仕方がないと上手に割り切って
明るく生きる母。
おっちょこちょいで、ガサツなところもあるけれど、そんな母だから
今まで家族が仲良くやってこられたのだと思います。
職場や近所づきあいでも色々あるみたいだけど、マイナスに考え込まないというか、
人との距離を保つのが上手というか。
自分からどんどん世界を広げるというような社交的なタイプではないけれど、
母の周りはいつも笑顔で溢れています。
若い頃には気づかなかったことや、母の偉大!?な部分に今、改めて気づかされています。
近い将来には来社会復帰を無事果たし、母をたくさんの心配から開放させて
あげられたらなと思います。
写真は母の育てているビオラ。
ガーデニングが大好きな母は、庭にいつも可愛い花を咲かせています♪
by pink-sweetpea
| 2008-03-12 14:43